🍑ブログ始めました

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【プロフィール】

こんにちわ。国際中医薬膳師、潮田佐枝子です。
2020年4月より、薬膳初級講座を計画しており、
それに因んでブログを始めました。


中医学
中医薬膳学、
講座のお知らせ et cetera、


について 掲載していきたいと思います。


ブログ名は、多くの人の役に立てます様に…との意味を込め、

杏林 = “杏の林”

と名付けました。
(* ‘杏林’の由来ついては、最後の‘おまけ’を参照 )

私自身、この素晴らしい学問の生涯の学徒であり、また大ファンの一人です。
自身を陶冶しつつ、
ぜひ多くの方に知って頂き、
宝を分かち合えましたら、大変 嬉しく思います。

みなさん、宜しくお願い致します!
各位,今后请多多指教!



講師紹介

潮田 佐枝子 
東京生まれ
太極拳講師
薬膳講師

北京中医薬大学日本校 薬膳専科 卒業
北京中医薬大学日本校 中医中薬科 卒業
女子美術大学 洋画専攻 卒業

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いつも薬膳講師以外に、養生太極拳の講師もさせて頂いております。
薬膳で私自身の目指す所としては、食療(治療)薬膳。
中国文化・哲学・医学・芸術、中国の養生法、梁蓓老師と薬膳、馬長勲老師と伝統呉式太極拳、中国のお茶文化、旅行、そして美味しいゴハンetc…を愛して止まない生涯の学徒。



【所有資格】

中医学・薬膳学]

国際中医薬膳師
国際中医師 (2020年2月 取得予定)
一般社団法人『日本中医営膳会』 薬膳講師
同会 薬膳茶アドバイザー
世界中医薬学連合会薬膳食療専業委員会会員

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国際中医薬膳師 資格認定書


中医営膳会 薬膳講師認定書


太極拳、その他]

東方医学健身養生法研究会 事務局長・講師
日本武術太極拳連盟・講師
日本武術太極拳連盟 A級指導員・太極拳1級審判員
日本武術太極拳連盟 南関東ブロック講師
東京都武術太極拳連盟 講師
中学校 美術教員免許



【学習経歴】

高校時代より画家を目指して絵画を学ぶ。

19歳より、太極拳を始める。

20歳で、潮田老師より太極拳八極拳を師事。
女子美術大学に入学、中国武術太極拳のサークルを作り活動。

1996年、潮田強老師が師事している霍家八極拳’の伝人、霍文学老師から八極拳を学び始める。その年を境に毎年、中国の天津を訪れる。

卒業後、絵画の個展、グループ展などを開催。

1999年、全日本武術太極拳競技会、女子伝統拳術 第3位

画家の活動よりも、太極拳指導の比重が多くなっていく。

2004年、日本武術太極拳連盟主催の講習にて、呉式太極拳の伝人 “馬長勲老師” に出会う。

2006年、馬長勲老師 に師事。伝統呉式太極拳、推手、を学ぶ。この頃から毎年2回、北京へ。

フリーの太極拳講師の傍、東京都連講師、南関東ブロック講師を経て、2020年に日本武術太極拳連盟の本部講師となる予定。

馬長勲老師との出会いは、人生において大きな転機となる。本物の伝統太極拳を深める為には、中国の文化や哲学、また医学を学ぶべきだと痛感し、中医学を学びたいと思う様になる。


2015年春、梁蓓老師と出会いにより、中医学薬膳学の道に進む。

2015年10月〜、北京中医薬大学日本校 “中医薬膳専科” にて1年間 中医薬膳学を学ぶ。

2016年、日本中医営膳会主宰 梁蓓老師に師事。日本中医営膳会 「薬膳講師養成講座」を修了。

2016年、北京中医薬大学日本校 “中医中薬科” に入学。

2017年、「国際中医薬膳師」を取得。

2019年、日本中医営膳会「薬膳茶アドバイザー」を修了。

2019年秋、北京中医薬大学日本校、中医中薬科 を修了、卒業。



🍑おまけ (^^) 🍑

"杏林” ってなんだろ❓豆知識
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〈精選版 日本国語大辞典の解説 参照〉
きょう‐りん キャウ‥【杏林】
〘名〙
① 杏(あんず)の木の林。
② (古く、中国で、廬山の董奉(とうほう)が、病気をなおした礼として杏の木を植えさせたところ、数年で立派な杏の林ができ、みずから董仙杏林(とうせんきょうりん)と号したという「神仙伝‐董奉」の故事による) 医者の美称。
※談義本・世間万病回春(1771)四「上古医門にはその沙汰なく杏を植て謝思とせしより杏林(キャウリン)とあふがれて」



☆☆☆[ブログ関連記事はこちら] ☆☆☆
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薬膳を学ぼう! <改正版>

杏の林 中医・養生・薬膳ブログ

2020年1月15日 改正

中医学、薬膳の理論、ちょっと難しそうだな?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、先入観を捨て角度を変えて捉えられれば、
とっても合理的で役に立つ、非常に面白い学問です。

私はそのお陰で、本当に物の見方も変わりましたし、人生が豊かになったと思います。

“温故知新”
昔のことを研究して、そこから新しい知識や道理を見つけ出す。
中医学はホコリが被った使えない骨董品、ではありません。

中医学とは、薬膳の理論とはどんなものなのか?

少しお話しします。


【薬膳の基礎となる中医学

中国の伝統医学は、西洋医学とは違った特有の視点で患者に診断、治療を施します。
その歴史は大変長く、数千年もの臨床データをもっていますので、症例や治療法の内容は非常に豊富で、我々日本人の想像を超える大変奥深いものです。
中医学は古より多くの人々の心身と健康を守り、様々な疾病を改善してきました。
そして現在も温故知新で進化し続けています。


一つの症例を証明するのに、3代(ひ孫世代?)必要だと聞いたこともあります。
数千年の間緻密にデータを集め、理論を体系的にまとめ上げてきました。
その根気強さには本当に脱帽です。
中国人の文化を残そうとする想いは、他と比べて取り分け強いようです。
多民族で形成されている大国ですし、歴史的にも政変が激しかったので、
自分たちの文化を継承し残していくには、命がけだったことも多いようです。
実は中国の武術や太極拳の世界でも、同じことが言えます。


“西洋医学とは違う視点” ということで言えば、
中医学は「整体観念」を元にしています。
「人の体は、統一された整体」であり、
また 「人間と自然環境も統一されている」という考え方。
各々が別々で存在しているのではなく、互いに関連し影響しあっている、
という事を基本概念にしています。

そのほかに、陰陽五行学説、蔵象学説、気血津液学説、経絡学説、病因、病機、予防と治療原則などの内容があります。


診断方法は、大変独創的です。
望診 (観る)、
聞診 (匂い、音を聞く)、
問診 (質問)、
切診 (脈や腹に触れる)、
いわゆる「四診法」を使う事で、患者さんの身体の状態を把握し、その人それぞれ身体の状態を細やかに診断できます。
それに基づき弁証し、
治療の方針を決め、
ある時は方剤(漢方薬)、ある時は鍼灸など、状況に見合った方法を使い治療します。
いわゆる「弁証論治」するこで、一人一人に合ったオーダーメイドの治療ができるのが中医学です。

その他諸々の概念があります。


そして「薬膳の理論」もまた、その「中医学理論」を基礎としています。


【営養 薬膳学とは?】

営養薬膳学は歴史ある一つの学問で、貴重な文化遺産と言えます。

中医学の理論に基づいて、
薬食同源、医食同理 に従って、
中医の営養学を運用し、
方剤(漢方薬)の薬剤を調合するように、食材や、時に中薬(漢方薬の薬剤)を構成し、
調理された膳です。

学問と言ってもただの机上の空論ではなく、
私達の生活に大変活用できる、非常に実際的かつ実用的なモノ。

これによって
病気を予防し、
時に治療、
健康の回復、
長寿、
を目指すことができます。


中医薬膳学を理解できれば、自分で自由に身体に合った食材を選択することができます。

考え方は色々あるとは思いますが、
私は、薬膳師は料理を作る人ではなく、
“薬膳理論の知識を理解して運用できる人”
と捉えているので、あまり自分で作ることにこだわっていません。
もちろん自分で作れればベストなのでしょうが、
仕事をしていますと現実には難しいことも多く外食も多くなります。

しかしそんな時でも薬膳の知識を知っていれば、
舌の状態、脈の打ち方をみて診断し、弁証し、
自分にとって、または家族にとって、
今どんな食材が必要で、どのメニューを注文したら良いのかが分かります。

各々の生活スタイルに合わせ、
生活の中に柔軟に薬膳学を取り込むことができれば、健康と養生、治療、がかなう訳です。

中医営養薬膳学、はまさに人類の宝庫と言えるでしょう!

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【まずは王道の理論を押さえよう】

中医学の基礎を身につけることは、薬膳を学ぶ上では必須です。

近年日本でも“薬膳”という言葉が少しづつ認識されてきています。
その一方で、薬膳の考え方が正確に普及されていない、という実情もあるようです。

梁蓓先生は、
食事を作る際に、
“枸杞(クコ)の実”や“棗(ナツメ)” など、薬膳によく使われる食材を何コレ構わず入れればいい…と言うものではないですよ、とよく仰います。

また薬膳に興味があるので、
ネットや本で情報を集めてみたけれど、
知識をバラバラに理解していてなかなか結局活用できない、という方も結構いらっしゃいます。
これは、体系的に薬膳の理論を理解すれば解消しやすいと思います。

薬膳は、
中医学の理論に基づいて、
薬食同源、医食同理 に従って、
中医の営養学を運用し、
漢方薬の薬剤を調合するように
食材や、時に中薬(漢方薬の薬剤)を使って構成された膳です。

なので結局は、王道の中医学理論を全うに学ぶのが早道であり、また避けては通れない道です。



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中医営養学・薬膳学は一つの素晴らしい学問です。

自分が謙虚に学ぶ姿勢が無いと、
‘正確に伝える’ ことは難しく、

またそうでないと一つの学問の生死に関わると思うので、怖い。

伝える側としては極力正確に普及出来るようにしたいので、
私自身も日々学ぶ “生涯学徒” でありたいと想います。



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【私が学んだ場所】

私の母校、北京中医薬大学日本校(現在の日本中医学院)では、中医学と合わせた正統な薬膳知識、中医薬学を学ばせて頂きました。
日本に居ながらにして本場中国伝統医学を身に付けることができます。北京中医薬大卒の一流の中医師の先生方から、中医学や薬膳学を学べる貴重な学校です。先生方は非常に熱心で丁寧にご指導してくださいました。また事務局の方も中医の知識に明るいことに驚きました。大変お世話になりました。
(●北京中医薬大学提携「日本中医学院」
https://www.jbucm.com )

また卒業後に梁蓓老師(北京中医薬大学卒・中医師)主宰の「日本中医営膳会」に所属しようと思ったのは、"普及する者として、正しい知識を正確に誠実に伝え、理論と実践を兼ねて普及する事” を重視しており、私はそこに惹かれてこの会に所属しようと思いました。
先生はとても明るく温厚で実力は一流、学生のみなさんも大変熱心、とても素敵な会です(^-^)
(●一般社団法人 「日本中医営養薬膳研究会」
http://www.chuui-eizenkai.jp )


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