初級薬膳講座、今年も無事にスタート🌸第二期
先週 4月28日、杏の林 「薬膳初級講座」
日本中医営膳会認定教室 が無事に開講いたしました🌸
開講にご協力頂いた 営膳会 梁蓓老師、
同会の事務局、
良仁堂薬局、
また個人的に応援してくださっている皆様に、
心より感謝申し上げます✨
昨年は、
初開講の直前 突然母が亡くなり、
大きなショックと悲しみの中でのスタートを迎えましたが、
実は今年は、
開講前日 4/27に友人の訃報が届きました。。
悲しみで気持ちを切り替えるのに大変でしたが、
なんとか落ち着いてできたと思います。
今回はコロナ禍のため会場での対面講座は中止し、“オンライン講座” に限定。
その為、近隣の東京都、神奈川県に留まらず、
など遠方から受講してくださる方も多く、
遠近に囚われず活動できるオンラインならではの拡がりを実感でき、
大変嬉しく思います🌈🌈🌈
今回は、7名の方が参加してくださいます。
その中の2名は学生時代、
また十数年来の友人でした😆嬉しい懐かしい!
受講生の皆さん1年間宜しくお願い致します❗️
薬膳を体系的に学ぶにはそれなりの時間を要します。
皆さんお忙しいにも関わらず、時間をかけて学ぼうとする姿勢には、
本当に頭が下がる思いです。
私も去年の経験や反省を生かして、
良い講座にしたいと思っています。
第1回の講座は「中医営養薬膳の源流、歴史」から。
「食養法」「食療法」はどんな風に発展してきたのかという内容。
中医営養薬膳学には、
少なくとも3000年以上の歴史があるそうで、
その起源は原始時代にまで遡ります。
原始時代の人類は食物が薬にもなると気付き始めますが、
これが「薬食同源のルーツ」です。
様々な発見や発明、経験を繰り返しながら、
周代には食療法が大きく発展し、
春秋 戦国時代には、中医学理論体系が確立。
唐代には中医営養学の理論が形成され、
元代には営養学専門書が作られました。
以降も食養、食療法は、医者が施す治療の一環として重要視されていきます。
一時的に存命の危機に直面しますが持ち直し、
今も伝統を引き継ぐ医学として、普及・発展しています。
数千年もの間、緻密にデータを集め、
その理論を体系的にまとめ上げてきました。
数千年間ふるいに掛けられ、
有用な知識だけが伝え残されているんですね。
歴史を知ると、
これらの知識はにわかに出来たものではなく、
数千年ものエビデンスがあり、
決して机上の空論ではなく、
実際的かつ実用的な価値あるモノなのだ、
と実感できると思います。
個人的に、
物事の源流を知る事は、
表面からは見えない物事の“本質”が見えてきて、
とても興味深いです。
自分は伝統の太極拳を学んでいるので、
特にそう思うのかもしれません。